http://kyushu.yokatoko.com/pro/takaoyukinori/
能を楽しむことが脳のトレーニングに最適だとおっしゃられていますが?
その通りです。脳のトレーニングのために一番良いのは脳を積極的に使うことだと言われています。脳を積極的に使うのに一番良いのは想像力を働かせることです。
高度なビジュアル化が進んでいる現代では、受け手が想像力を働かせる余地が減ってきているのが現状ではないでしょうか?
その点、能の舞台はいたってシンプルです。舞台で展開する場面を楽しむためには観ている側が想像力をフルに働かせる必要があるのです。
そうすることにより、舞台の上に展開している作品世界が驚くほど生き生きと眼前に広がるという体験をすることができるのです。
そういう意味でまさに脳トレに最適だと思うわけです。
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能楽師として心がけていることは何ですか?
能はご存じのとおり日本の伝統芸能です。
その意識が強すぎると、日本の伝統芸能である能を伝えたいという肩に力の入ったアプローチになってしまいがちだと感じています。そこで、私は純粋に能の楽しさを知ってほしいという思いで活動するように心がけています。
鷹尾維教という人物を知っていただくことを通じて能に興味を持っていただき、能を知ることを通じて能の楽しさを体感できるようになっていただき、ひいては日本の伝統芸能としての深みや歴史を知ってもらう。そんな順序が自然なのかなと感じています。
ですので、能楽師・鷹尾維教である以前に人間・鷹尾維教の魅力を磨く努力をしています。
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人間・鷹尾維教という意味では手にしていらっしゃるパイプもトレードマークですか?
外見は人となりを伝える良いツールだと思っています。
帽子にせよシャツにせよコートにせよアタッシュケースにせよ、そしてこのパイプにせよ、身につけるモノにはそれなりにこだわりをもっています。
普段の生活での個性と舞台の上での個性がかけ合わさって「あぁ、この能楽師、面白いな」と思ってもらえれば最高です。
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私はプロの能楽師です。その意味でプロ野球の選手やいろいろな芸能人のみなさんとも「プロフェッショナル」という共通点をもってお付き合いをさせていただいています。
ソフトバンクホークスの小久保裕紀選手とはオフにゴルフで対抗戦をしたり親睦野球を楽しんだりお酒を酌み交わしたりとずいぶん親しくさせていただいています。
それらのおつきあいを通じて常にプロフェッショナルな感覚を研ぎ澄ましていることができれば最高ですね。
私の話を聞いて、ひとりでも多くのみなさんが能に関心を持ってくださるるよう、さらに機会をつくって鷹尾維教が演じるお能を観に来ていただけるよう、今後も精力的に活動していきたく思います。
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鷹尾維教 (Yukinori Takao)
1964 年生まれ / 能楽師観世流シテ方
56 世梅若六郎、父・鷹尾祥史に師事
1966 年 (02 歳) 初舞台 仕舞『猩々』
1983 年 (19 歳) 56 世梅若六郎に入門
1992 年 (28 歳) 独立 披露能『石橋』
1999 年 (35 歳) 博多『楽』 (能楽と音楽を気楽に楽しむ会) 結成
2001 年 (37 歳) 弟・章弘とともに『鷹の会』 (兄弟で能の研究と普及を目的とする会) 結成
能楽ワークショップや、天神で初の薪能を行なうなど、現代空間を活かした公演も積極的に行なう。九州能楽界の第一人者である鷹尾祥史の長男として、今後の九州能楽界を担う中心的存在。『緑申会 (ろくしんかい)』主宰。
オフィシャルブログ『鷹尾維教の夢日記』更新中!
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名称 |
鷹尾維教後援会 |
会員特典・活動 |
- 会報誌『能遊』 (のうあそび) の発行
- 鷹尾維教を囲む親睦会の開催
- 能カレンダープレゼント
- 公演情報のご案内&チケットの優先予約
- その他、鷹尾維教を応援する企画の募集と実施
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※後援会についての詳細は 九州沖縄の頼りになる会社 にてご確認頂けます。
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