長崎県
カテゴリ … 旅と歴史
五島藩が大村藩領からの開拓民を移住させる働きかけをし、寛政9年(1797)外海地方から108名が五島へ移住しました。潜伏キリシタンだった彼らを追い、信仰の新天地を求め、最終的には3000人にも人々が五島列島へ渡りました。しかし彼らを待っていたのは僻地の荒れ野と赤貧の日々、そして明治維新前後の凄まじい迫害でした。それでも地を這うように土地を耕し、信仰を守り続けた人々は、明治6年(1873)禁教令が解かれると信仰の証として、五島各地に五十もの美しい教会を建立しました。
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